喪服と防災

喪服の準備と防災は似ている。

どちらもやらねばならないと思いつつ進まない。

不謹慎だとは思うが親しい人間が死ぬというのは面倒なことでもある。

死後忙しくて悲しむ暇などなかったという話はよく聞くのだがその通りだと思う。

前回の記事に最大の発明は嘘だと書いたが、人の死後にも嘘が割り込んでくる。

死人に口なしの弱い立場に他人が土足で汚してくる。

死とは免れることの出来ない人間の弱みである。

死に際を見せない猫は賢い。

そうだな、あと遺書も必要だ。