人間とそれ以外

手垢のついていない植物や海を美しいものだと思い込んでいた。

遠くからみればそう見えないこともないが近づいてみると生臭かったりする。

人間と同じ。人間は愚かな生き物で最終的には自滅するのがしっくりくるが、

人間以外が美しいということもないだろうとふと思ったのだ。

それなりの惑星でそれなりの生命が誕生し続け死んで骨になる。

そう思うと過剰な解釈や潔癖さは無意味だし自分が生きるために多少地球を汚したとしても人間がいる以上どうにもならない。

惑星は定期的に滅びないといけない何らかの理由があるのかもしれないし。

(人が人を殺してよいとは言っていない。)

そうなれば人間の知性と好奇心と欲は役に立っているともいえるだろう。

この宇宙で地球という惑星が稀有な環境だとしてもそれが理由で価値があるといえるのだろうか。稀有な地球とその辺に浮かんでいる星の欠片は同じではないだろうか。

地球を特別に思いたい人間が特別であり得る要素を搔き集めて自分たちを洗脳している可能性はないだろうか。

 

自分が石と同じならそこまで生きる理由を探さなくてもよいだろう。

生きる理由はないが生まれたと同時に発生するある程度の役割は果たさないと

後々痛い目に遭う予感はしている。この予感は自分にとってかなり恐ろしいもので、

どう生きるかよりどう死にたいかを優先する根拠となっている。

自分の中にある予感を根拠に生きているなどど主張すれば馬鹿にする人も大勢いるだろう。だけれど私は大真面目だ。

生きることに関して何もかもが無意味になると人間社会そのものに動機がなくなるのでそのあたりをどうしようかと色々考えている。自分のペースで気になることをやっていく。

 

恐怖心で生きている。死ぬことより恐ろしいことがあるから死ぬことも出来ない。恐怖心がもしなくなったら私は人間でいられなくなるだろう。

 

言いたかったこと。

地球は思うほど美しくない。

生きる意味はないがどう死ぬかを考えるとやるべきことがある。